TS−940のVFOのアンロック状態の写真です。
  PLL回路の出力が経年劣化で正常動作しないと
  1 周波数表示されない。
  2 送信、受信ができない。
  3 周波数表示ができても、送受信できないことがあ
    る。
  4 バンドキイでバンドを変えると正常動作に移るが、
    電源スイッチを再び入れると写真のようになる。
  5 ダイヤルを回すと、周波数表示されるが、すぐ
    消える 

  コメント
    もし、お持ちの940がこのような状態のときは、こ
    の、ページを参考にすると動作する可能性がある
    と思います。
    調整は簡単ですので、ぜひ挑戦してみてください。

 
   

  スピーカユニットを外す、四つのネジを外すと簡単に
  外れる。

 

  スピーカユニットの下にさらに、金属の箱にシールド
  されたユニットが出てくる。間違ってこのふたを開けな
  い、この下にRFユニットがあるのでこのユニットも外
  す。四つネジを外す。

 
    RFユニット PLLユニット部
  L22 L23 L24の経年劣化でPLLえの出力不足で
  ロックしなくなる。PLL基板上のTP−5で(R96=TP
  −5です。)250mVの出力が必要のようです。RFプ
  ローブ等があって、高周波を測定できれば良いのです
  が(回路形でもできるそうですが)、私のやった方法を
  紹介します。
  L24を右に回すと周波数表示が消え、左に回すと周
   波数表示が出ます。私は、表示が出たところでやめ
  測定器など使わず調整しました。この方法で、現在ま
  で正常に無線機が動作しています。

  あくまで参考です。自己責任でお願いします。
   
  yahooオークションでFT736ジャンク品落札。
  ジャンクの理由
  1 メインダイヤルを、回すと、周波数表示が止まる
  ところがある。
    サブダイヤル、マイクのアップダウンボタンでは、
  正常動作
  2 バックアップ電池が切れていたので、カメラ用のリ
  チウム電池で代替として接続バックアップ正常動作
  
  1の故障の場合フォトダイオードの角度調整で、周波
  数表示簡単にできる場合を紹介しますが、全般的に
  大きく周波数がずれて表示される場合は、ほかの場
  合が考えられますので、あくまでダイヤルを回すとあ
  る程度正常に表示される場合に参考になると思いま
  す。
  2の場合はリチウム電池を自分で交換する場合に参
  考になると思います。
  あくまで自己責任でお願いします。
   

  リチウム電池の交換
  1 ボタン電池がプラスマイナス極がろうずけになっ
   ていますから精密ドライバー等で剥がします。この
   際、ボタン電池の極の板は、後で、電池を接続する
   ときに使いますので、半田ごてで取らないでくだ
   さい。この方法は、固定、モービル、ハンデイの無
   線機に使えます。実際、古くて部品の無い無線機は
   この方法でパックアップでんちのこうかんをおこ
   なっています。不具合はありません。

    リチウム電池に直接半田付けをしてコードを接続し
  ています。後は、コインリチウム電池からロウ付け
  を剥がした2枚の板に、極性を間違わないように半
  田付けをして完成です。

   

  剥がしたコインリチウム電池です。形状確認のため
  に掲載しました。

     

  FT−736、FT-767GX、周波数表示不良調整
  メインダイヤルを、回すと、周波数表示が止まる
  ところがある。(エンコーダ不良)
   サブダイヤル、マイクのアップダウンボタンで
  は、正常動作。故障の場合フォトダイオードの
  角度調整で、周波数表示簡単にできる場合を
  紹介しますが、全般的に大きく周波数がずれて
  表示される場合は、ほかの場合が考えられます
  ので、あくまでダイヤルを回すとある程度正常に
  表示される場合に参考にしてください
  この方法でFT−767GX2台と、後で紹介する
  IC−760も周波数表示が正常になりました。

   

  FT−736エンコーダ部です。FT−767GXも同
  じものがついています。この下に、フォトダイオー
  ドがついています。

   

  フォトダイオードです。この部分の経年劣化で、
  ダイヤルを回すと、ある角度のところで、周波数
  表示がとまってしまうのです。

 

  調整は簡単この基盤の左右どちらかにはがきか、
  それより薄い名詞程度の紙を挟んで、ダイヤルを
  回しながら正常に周波数が変わっていくポイントを
  見つけます。後はそこでねじ締めをして再度確認
  スムーズに周波数が切り変われば終了です。
  不具合が直らない場合は違うところが故障して
  いると思われます。
  ひつこいようですが、ダイヤルを回して、ある角度
  だけ周波数が変わらない場合のみの調整で
す。

 
無線機リチウム電池交換(部品なしの場合の)
IC−760修理
アマチュア無線機修理参考
TS−940のPLL、アンロック修理
FT−736、FT767GX周波数表示不良調整
TS−940モードスイッチ接触不良修理
TS−940モードスイッチ接触不良修理
TS−940感度向上改造 (本当は改造でなくはこちらが正規)

TS−940の高周波増幅部のFETが工場出荷時、2箇所、逆方向になっている。基盤のシルクスクリーンの印刷が間違っていたため起きたエラー(ham,dmz.or)というものです。これを、回路図どおり、もどしてやると、設計どおりになり、現在の、受信感度が、10dBあがるといったものです。実際回路図どおり戻してやると、感度か上がったのが、素人でもわかるくらいはっきり換わります。写真は作業前と作業後の写真を見比べるために、掲載しました。1枚目が作業前です。モードはLSBです。信号は、HF帯無信号の状態で1時間前のものです。

 
 

修正作業終了後1時間後の写真です。あまり変わっていないように見えますが、信号が入ると今まで、10dBしか上がらなかった信号が20dBまで上がります。CW等の弱い信号で顕著に受信感度が上がったのがわかります。

 
 

FETが反対になっている位置です。

 
   

FETが反対になっている位置の拡大

   Q10のFETが180度反対です、基盤のシルクスクリーンの印刷が間違っているため下絵とは反対になります。(修正前の写真です)
   

 Q4のFETが180度反対です、基盤のシルクスクリーンの印刷が間違っているため下絵とは反対になります。(修正前の写真です)

   基盤の取り外し方の参考です。高周波ケーブル一本を外すだけで、基盤は浮きます。
   

FETを取り外すときは、半田吸い取りを使ってください、わたしは、網線のものを使いました、半田吸い取りを使わないで、あら療法でやると、FETを壊しますので、あまり熱くならないように、注意深く気長に作業してください。半田が吸い取られましたらピンセットで頭をくらくらさせると簡単に外れます。

   

IFユニットを外したところです。TS−940で感度不足と思っている方は挑戦してみても良いかと思います。作業時間は私で、1時間半ぐらいでした。割と簡単に出来ます。中古で手に入れたものには、修正されているものもあるかもしれませんので、上の写真は修正前のものですから、これと逆になっていれば、修正されたリグとなりますので、確認してから作業してください。後自己責任で行ってください。


関連サイト

その1

その2

その3

その4

目的の項目をクリックしてください

by JE7SOG
平成23年2月7日更新

無線機リチウム電池交換(部品なしの場合の)
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IC−760周波数表示不良調整
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前回の感度向上修理の後、モードスイッチがLSB,FM,FSK,しか切り替わらない、どこかのコードが引っ張られ接触不良になったみたいだ。とりあえず又分解してみる。

 

コントロール系が怪しい、ネットで検索、あった!!同じ症状の書き込みあり、コネクタをはずしている部分のコネクタ清掃。

 

清掃後、恐る恐る、スイッチONモードスイッチ問題なく、切り替わる。修理完了、発売されてから25年もたてば、これだけコネクタがあれば接触不良もあちこち出るのも当然である。


関連サイト

その1

その2

TS−940修理
 

   TS-760周波数表示不良調整
  メインダイヤルを、回すと、周波数表示が止
  まる  ところがある。(エンコーダ不良)
  故障の場合フォトダイオードの角度調整で
 、周波数表示簡単にできる場合を紹介します
  が、全般的に大きく周波数がずれて表示され
  る場合  は、ほかの場合が考えられますの
  で、あくまでダイヤルを回すとある程度正常に
  表示される場合に参考にしてください
  TS-760のエンコーダを外すには
  1 メインダイヤルの滑り止めゴムカバーを
  外す。
  2 カバーが外れると、アルミのダイヤル部に
  六角ねじの穴があるので緩め、ダイヤルを外
  す  
  3 そうすると二つのねじでとめられた
  エンコーダが無線機本体の筐体を外さな
  くてもこの状態で見える
  4 ねじ2本を外すと、リード線が約10センチ
  ありますから、FT-736のエンコーダを
  調整した要領ではがきで角度調整をします。
  私の場合、これで、表示が正常になりました。

 
TS−940のPLL、アンロック修理
FT−736修理
FT−736、FT767GX周波数表示不良調整
IC−760周波数表示不良調整
TS−940感度向上改造 (本当は改造でなくはこちらが正規)
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